暗記 の問題を、 構造 の問題として 捉え直す。
「九九が覚えられない」を、努力不足の話だけで終わらせない。数の量、まとまり、動きがイメージできているかを見直します。
問題は、算数の現場にある。
九九、 繰り 上がり、文章題。最初のつまずきは、数字が急に 抽象的 になるところにあります。
論理性 とは、 構造 を説明できること。
式を見たときに、量、形、順番、動きを追える。だから、なぜそうなるのかを言葉にできます。
創造性 とは、 構造 を 転用 できること。
わかった 構造 を、絵、遊び、道具、別の問題へ移せる。この力を、ここでは 創造性 と呼びます。
問題提起
算数のつまずきは、 「イメージできない」から 起きているのではないか。
九九や 繰り 上がりは、ただの 暗記 ではありません。数を量として、形として、動きとして見られるかが大きく関わります。
数字だけを見る
「3×4=12」を記号として覚える。答えは言えても、何が12なのかが浮かびにくい。
量・形・ 構造 で見る
「3×4」を、3このまとまりが4つある形として見る。意味に戻れるから、応用しやすくなる。
出典:文部科学省/ベネッセ教育総合研究所ほかの調査、九九習得課題の研究資料。早い段階の誤りは固定化しやすく(高畑 2009)、ワーキングメモリの関与も指摘されています(伊藤 2018)。北海道新聞 2024年3月23日朝刊(元小学校教員・平山裕人氏の指摘)。※新聞紙面の画像は権利配慮のため非掲載。
仮説
理解した 構造 を、 別の表現へ移す。
数字は、紙の上の記号だけではありません。量、形、動き、 桁 の 構造 として見ることができます。ここでは、足す・引く・掛ける・割るを、理解した 構造 を別の表現へ移す操作として点で動かします。
企画者はそろばんで育ちました。数字は紙の上の記号ではなく、 珠 の位置であり、動きであり、 桁 の 構造 でした。足すと 珠 が動く。引くと戻る。 繰り 上がると 桁 が変わる──計算は「答えを出す作業」ではなく、頭の中で 構造 を動かす感覚 だったのです。その 原体験 を、考えるための 四則演算 思考法 へ 転用 しています。
正解を急がせるより、子どもが「あ、そういうことか」と自分の中でつながる瞬間を増やしたい。その思いから、この構想を育てています。
この考え方の全体像は、コラム「 四則演算 は、 思考 の 設計図 だった」にまとめています。
① 論理性
構造 を、 触って確かめられる ようにする。
ここは 論理性 の領域です。「3×4」は、3このまとまりが4つあること。その 構造 を、触って、変えて、確かめられる形にします。
九九を かたちで みる
かけざんは、たて と よこ の しかくの かたち。
マスをタップすると、たて×よこの四角が変わります。
③ アナログの体験
デジタルだけでは届かない 「体験」を、 アナログで。
手触りや、人と試す場の体験は、画面だけでは表せません。そこをアナログに注力します。デザイン、仕組み、教育の視点を合わせ、実際に試せる形へ育てていきます( 構想 段階)。
カードゲーム
四則演算 カード
足す・引く・掛ける・割るを、遊びながら考えるためのカードゲームへ。
ワークショップ
気づきのワークショップ
子ども、保護者、教育関係者が、数を形や言葉に戻して試せる場へ。
コラボレーション
表現と仕組みの試作
デザイン、開発、教育の視点を掛け合わせ、手に取れる形を作ります。
これから
小さく試して、少しずつ育てていきます。
いまは 構想 段階です。 創造性 と 論理性 を育てる学びへ向けて、デジタルとアナログを行き来しながら、一歩ずつ形にしていきます。
フェーズ 1 | いま
デジタルで「触れて気づく」を試す
九九を形で見るデモのように、 構造 を体感できる小さな入口を、まず一つずつ作ります。
フェーズ 2
アナログで「人と試す」を重ねる
子ども・保護者・先生と、手を動かして考える小さな学びの場をひらき、 反応 をたしかめます。
フェーズ 3
遊べる教材へ育てる
四則演算 カードやワークショップ教材を、デザインと教育の視点を合わせて形にしていきます。
フェーズ 4 | これから
学びを次の世代へ
検証 を重ね、 創造性 と 論理性 を育てる学びとして、より多くの場へ少しずつ広げていきます。
仲間募集
創造性 と 論理性 を、 一緒に育てませんか。
このラボの目標は、 四則演算 という 数学的思考 を入口に、子どもたち(そして私たち)が 創造性 と 論理性 を身につけること。完成した企画ではなく、小さく試しながら育てていく 構想 です。
共感してくれる人
「その考え方、わかる」と感じてくれる方へ。頷いてくれるだけで、続ける大きな力になります。
応援してくれる人
見守り、広め、背中を押してくれる方へ。誰かの応援が、次の一歩を踏み出す勇気になります。
一緒に考えてくれる人
手を動かし、試作や 検証 を共にしてくれる方へ。デザイン・教育・開発など、力の掛け合わせを歓迎します。
未来の子どもたちへ、 考える・学ぶ・ 創造 する 体験を。
シソクエンザン・ラボは、 四則演算 を入口に、デジタルとアナログを 融合 させながら、考える力を次の世代へ 継承 していく 構想 です。まずは、企画者のことを知ってください。
